- ニュース
【実施報告】次世代が挑む生物多様性評価「TASUKI -襷- Project」第1回共同進捗報告会を開催!
「TASUKI -襷- Project」第1回共同進捗報告会を開催!
〜宮崎・茨城・東京の中高生が集い、夏季の本格的なフィールド調査に向けた研究計画を議論〜
株式会社リバネスが主催・運営する、次世代とともに実環境の生物多様性評価に挑戦する「TASUKI – 襷 – Project」において、2026年7月2日(木)および3日(金)に「第1回共同進捗報告会」オンラインにて実施いたしました。今回の報告会では、宮崎・茨城・東京の4校の中高生がそれぞれの研究テーマや仮説、夏季調査に向けた緻密な計画を共有。フィールド調査における安全管理やデータ取得の具体的な進め方について、熱心な議論を深めました。
【報告会の様子】





【報告会のハイライト】
両日ともに、生徒たちの主体的な発表と、それに対する専門家やパートナー企業からの鋭くも温かいアドバイスが飛び交う活発な場となりました。
7月2日(木):宮崎エリア(延岡高校・北川中学校)
地元の豊かな自然を舞台に、アユの遡上要因(延岡高校A)、河川間の生態系の差異(延岡高校B)、ホタルの生息数と水質・魚類の関係(北川中学校)といった、地域に根ざしたユニークな研究計画が発表されました。
7月3日(金):関東エリア(土浦第一高校・立川高校)
霞ヶ浦流入河川の環境DNA・水質比較(土浦第一高校)、関東地方におけるヨシノボリ属の種間競争(立川高校生物部)など、既存の課題や生物の行動特性に着目した先進的な進捗と展望が紹介されました。
各校の発表概要
| 学校名 | 研究テーマ・概要 |
| 宮崎県立延岡高等学校 (Aチーム) | 延岡のアユの遡上要因を明らかにするため、上流から下流の複数地点でアユや周辺環境(水質・流速など)を多角的に調べる計画を進めています。 |
| 宮崎県立延岡高等学校 (Bチーム) | 五ヶ瀬川と祝子川を対象に、標高の近い2つの河川において生物相、植生、水質がどのように異なるのかを比較・検証します。 |
| 延岡市立北川中学校 | 北川の魚類・水質とホタルの関係を解明するため、環境DNA調査と水質分析を融合。ホタルが多い川と少ない川の違いに着目し、地域の自然を科学的に捉えます。 |
| 茨城県立土浦第一高等学校 | 霞ヶ浦の水質に流入河川が与える影響に着目。桜川、恋瀬川、小川、花室川の生物多様性を比較し、市街地と山間部を流れる河川の違いを環境DNAと水質データから検討します。 |
| 東京都立立川高等学校 生物部 | 関東地方におけるヨシノボリ属(クロダハゼ、トウヨシノボリ、カワヨシノボリ)の種間競争をテーマに、生息環境、食性、排他的行動の3つの観点から外来種の影響を検証します。 |
【今後の展望とスケジュール】
生徒たちはこの夏休み期間中、アドバイスをもとに本格的なフィールド調査へと繰り出し、環境DNAデータ、水質データ、そして現地での観察結果(一次情報)を蓄積していきます。
次回の「第2回共同進捗報告会」では、夏期調査の一次結果を持ち寄り、河川や湖沼の特徴をどのように読み解くか、さらに深い議論を行う予定です。
- 九州エリア 第2回共同進捗報告会: 2026年8月26日(水)予定
- 関東エリア 第2回共同進捗報告会: 2026年8月27日(木)予定